yahhoi's novel.

私ことやっほいの小説置場です。オリジナル小説に加えレギオンズの皆様との小説、堕華さんとの提携小説や東方二次創作等を書いていきます。

東方六方晶 ~第7話:岸辺露伴は動かないしかし博麗霊夢は・・・知らね~

ここは博麗神社。

現実世界と幻想郷の境目にあり、博麗の巫女が住んでいる場所である。

「ふあ~」

そしてこの大あくびをかましているのが現博麗の巫女、博麗霊夢である。

彼女は普段異変を解決しているのだが、その異変が起こらない。

よってかなり暇そうである。

「って、あくびしてる場合じゃないんだぜっ!異変だぞ異変!」

「うるっさいわね~魔理沙。少し冷静になりなさいよ。大体そんな変な鉱物やら何やらが大量発生したところでなんなのよ。何も問題なんてないじゃない」

「それを判断するのはお前なのか・・・?人里では不満が募ってんだぜ?」

「撤去するぐらい自分達で出来るでしょ。・・・ったく、私は親か」

「っか~本当呆れるぜお前は。異変解決がお前の仕事だろうに。・・・ったく、私が解決しちゃうぜ?いいのか?」

「好きにすれば?」

「ちぇっ。ホント全然動かない巫女だぜ」

ガラガラと戸を閉め、魔理沙は神社の前で箒に乗った。

「さーて、異変解決に行ってくるんだぜ~」

魔理沙は飛び立とうとした。

が、次の瞬間に何者かに肩に手を置かれ制止された。

「待ちなさい魔理沙。やっぱり私も行くわ」

「れ、霊夢?いきなりどうしたんだぜ?」

魔理沙が質問すると、霊夢は親指を立てて後ろを指した。

「黒幕の奴、私の家にまで発生させてくれたらしいわ。全く横になれもしない」

魔理沙が神社の中を覗くと、至る所にロンズデーライトが出現していた。

しかも一つ一つが細かい針のように鋭く尖っていて、刺さっただけで大惨事になることがすぐ分かった。

「うわ~。めちゃくちゃエグいことするんだぜ・・・」

「ホント、いい迷惑よ。さっさとぶっ飛ばしましょ」

「お!やっとその気になったか!」

「・・・っていっても本人は失踪。情報は皆無。どうする魔理沙?」

「う~ん。まずは唯一犯人と面識がある文に何か聞いてみるのが一番だぜ」

「それもそうね。・・・ったく、ホントこういう時に紫ってば何処にいるのかサッパリなのよね・・・」

 

 

 

 

ー八雲邸ー

「ハックションっ!!」

「うぉっ!?いきなり耳元でくしゃみなんかするなよ紫!!」

「ごめんなさいね。ズズッ・・・風邪かしら」

「妖怪の賢者様でも風邪はひくものなんだ・・・それにしてもいい家だねここ」

「でしょ?幻想郷では普通私と藍と橙しか入れないし、ましてや外の世界から来た貴方が入れるなんて特別なことなのよ?」

「いや~ありがとさん。それならゆっくりして・・・といきたいけど、そろそろ巫女さんがアレに気付いた頃じゃないかな」

「え~っと・・・そうね。今は天狗のところに向かってるわ」

「文ちゃんのところか・・・懸命な判断だね。じゃあこっちは捜査撹乱といこうか」

「あら。何処にいくの?」

「・・・紅魔館にでも行くか。吸血鬼の姉妹を見てみたいしね」

「そう。十分気を付けることね。油断してるとやられちゃうわよ?」

「分かってるって。んじゃ」

「いってらっしゃ~い♪」

(君は俺の親かなんかかよ・・・あ、異変終わったら巫女さんに謝っとこ)

 

 

 

 

 

次回、紅魔館でれっつぱーりー