yahhoi's novel.

私ことやっほいの小説置場です。オリジナル小説に加えレギオンズの皆様との小説、堕華さんとの提携小説や東方二次創作等を書いていきます。

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

東方修行僧 24

「ぐあぁっ!」 衝撃と共に華扇の体が宙に舞う。それは突然のことであり、華扇は受身も取れず地面に叩きつけられた。 「・・・まずは一発。これでまた、汝は我が手駒に近付いた」 崩れた壁から出てきたのは体つきがよく大柄な男。眉間には常にシワがよってい…

東方修行僧 23

今、幻想郷では各地で激しい戦闘が繰り広げられている。 弾幕と銃弾が飛び交う嵐の中、両者とも負傷者が続出していた。 「ぐっ・・・あっ・・・」 「大丈夫だ!傷は浅い、応急処置をすれば何とかなる!」 「痛い・・・痛いよぉ・・・」 「くっ・・・!(この…

東方修行僧 22

「ボス、報告が」 「・・・分かっている。3人とも敵の手に落ちたのだろう?」 「はい。我が部隊も殆どが敵の療養所内とのこと」 「何故ヒューマノイドという男は我々を殺さぬ?放っておけば確実に危険なものなのに」 「・・・」 「いけ好かぬ奴だ。そうやっ…

息抜き小説

「・・・貴方、本当にあのヒューマノイドさんで?」 「ハハッ。見ての通りですよ。まぁ人格が変わったのは認めますが」 団員からの視線が痛い。そりゃほぼ2年近くギルドを留守にして帰ってみたら「私」だなんて確かに誰だコイツとなるのは分かる。分かるけ…

東方修行僧 21

「オラオラオラオラオラぁッ!」 グロウは猛攻を仕掛ける。 「ぐ・・・」 ヒューマノイドは受け止めるので精一杯、正確に言えば受け止めることしか出来ないのだ。 反撃しようとするとその威力が等倍になって返ってくる。ヒューマノイドは段々と消極的になっ…

東方修行僧 20

「・・・ところで」 突然ヒューマノイドが起き上がる。その声色は先程のようなおちゃらけた雰囲気ではなく、戦いの時の真剣なヒューマノイドのものだった。 「どうしたのですかヒューマさん?」 「さっきっから君は何ジロジロ見ているんだい?どうせ気付かれ…

東方修行僧 19

コンコンッ。 「・・・入れ」 ガチャッ。 「・・・レイル様、マクロが敵の手に落ちたようです」 「はぁーっ・・・あいつはやっちまうとは思ったが・・・」 「こちらとしては、指揮官を一人失った形となります。いかがなさいましょう」 「問題ない。あいつは…

東方修行僧 18

「『旋符「紅葉扇風」っ!』」 文の目の前に竜巻が発生し、アランに襲い掛かる。 「甘いっ!」 アランは全身を硬化させ、自らの質量を増やした。 その重さは文の竜巻に吹き飛ばされないようにするには十分だった。 「くっ!」 「ではお次はこちらから♪『鉄柱…

東方修行僧 17

「いくよ!ルナ!スター!」 「言われた通りやるのよ?」 「心配だわ・・・」 サニー・ミルクが光を屈折させ、周りの景色を変える。 それと同時にルナ・チャイルドが周囲から『音』を奪い取った。 「何だ!?一体何が起きているっ!?」 突然の事に敵兵士は…

東方修行僧 16

「はぁっ・・・はぁっ・・・。くっ!」 突如現れた別部隊に鈴仙は手を焼いていた。既に数十名の妖怪が負傷している。 そしてアリスまでも戦闘不能になってしまった。 そんな中で、鈴仙はある違和感を覚えていた。 (能力が、効いていない・・・っ!?) 敵部…

東方修行僧 15

ここは紅竜玉神殿。最近不慮の事故でこの幻想郷に来ることになってしまった『神様』達が集う場所である。 「ちょっと耳に入れておきたいことがある」 ヒューマノイドは改まってそう言った。 「どうしたんだ突然」 少女の名はアジ=ダカーハ。 幻想郷を崩壊の…