「・・・」 「・・・」 二人は同時に、円を描くように歩いた。 ザッ、ザッ、と砂を踏み躙る音だけが響き、お互いの緊張をより強めている。 「るァッ!!」 先に仕掛けたのはレイルだった。腰を深く曲げ全体重を左足にかけ、そのまま踏み込んで思いっきり駆け…
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