東方六方晶 ~第11話:紅魔館勢って「貴方」って呼ぶ奴多いよな~
~紅魔館内部~
「・・・」
「あらあら、外でうちの咲夜と美鈴がお世話になったわね」
「吸血鬼姉妹に大魔法使いか・・・妹はどうした?」
「フラン?フランはここにはいないわ」
「じゃあ一体どこに?」
「それを教える必要はないわ。何故なら貴方はここでゲームオーバーだもの」
「・・・望む所ってとこだな」
「レミィ、先陣はお願い。私はサポートに回るわ」
「分かったわパチェ。無理はしないでね」
「・・・こい」
~妖怪の山~
「・・・というのがヒューマノイドさんの特徴です」
「ふ~ん。何か『変態』ということを除けばちょっと運動神経が良い男の子って感じね」
「んで?そいつはどこに行ったんだ?」
「すいませんが私にも分かりませんねー・・・あーもうっ!取材受けてくれるって言ったのにーっ!」
「文は相変わらず取材のことしか頭に無いのね」
「う~ん結局手掛かりは殆ど0って感じだな・・・」
魔理沙はチラッと空を見た。
「ん?アレ何だ?」
もの凄いスピードでこちらに飛んでくる物体を確認した。
もっと正確な形を掴もうと魔理沙は目を凝らした
「ん・・・あの羽の形・・・どっかで見た気が・・・」
「魔理沙、どうしたの?」
「・・・まさか、アレって!」
「うー。霊夢はどこに行ったのかな・・・神社にいないとすると、やっぱりもう動き出してるのかな・・・」
「おーい、フランー!」
「!」
フランドールがその声の方を向くと、そこには魔理沙、霊夢、文の3人がいた。
「あ!やっと見つけた!」
「お前何やってんだ?こんなところで・・・」
「えっと・・・今朝新聞で異変が起きたのは勿論知ってるよね?その異変の首謀者とお姉様が戦ってるの!」
「咲夜と美鈴は既に奴に負けたわ・・・パチェはお姉様に助太刀してるはず」
「霊夢・・・」
「ええ・・・美鈴と咲夜が負けてしまうなんて、相当な実力を持ってるみたいね・・・厄介だわ・・・」
「え~と~。とりあえず、紅魔館に向かった方がよろしいんでは?」
「うん、すぐにきて!!お姉様が奴を足止めしてるから!!」
「なーるほど。それでお前がこんなところまで来たのか」
「そういってるんだし早くいきましょう」
「ちょっと待って下さい。私も行きます」
「どうせ記事目当てなんでしょ。好きにすれば」
「ありがとうございます!」
次回、吸血鬼&大魔法使いVS擬似人間(ヒューマノイド)