東方六方晶 ~第3話:弾幕はパワー?ブレイン?いいえ、ケフィアです~
数十分後・・・。
「いや~お付き合い頂いてありがとうございます!」
「いえいえとんでもございません貴方様の役に立てたのなら(キリッ」
「すいません、気持ち悪いです」
ヒューマノイドが起きた後文は早速取材をし、今ようやく終わった。
「口調戻した方がいい?」
「是非」
「おーけー。んであれなんだけど、この後予定ってある?」
「ヒューマノイドさん、口調を戻したからといってナンパはいけませんよ?」
「いや、そうじゃなくてさ。幻想郷って揉め事がある度に『スペルカードルール』というのに則って解決するんだろ」
「よく知ってますね。この幻想郷では妖怪と人間が住んでおり・・・」
「大丈夫、その辺全部知ってる」
「へ~意外と物知りなんですね。誰に教えてもらったんですか?」
「八雲紫だよ」
「紫さんが?あの人がそこまでやってくれてるなんて・・・貴方紫さんとどういう関係で?」
「大したことないさ。命を救ってくれた恩人で、進むべき・・・というわけではないけど、途方に暮れていた俺に道を示してくれた・・・その道がこの『幻想郷』というわけだよ」
「ん~よく分かりませんがワケありなわけですね。是非聞かせて貰えな」
「一流の新聞記者になりたんなら聞くべき情報と聞くべきではない情報、相手に聞いて良い情報と聞いてはいけない情報を見極めないとだぜ?」
「え~ダメですか~?」
「次出す新聞が面白かったら教えてやる」
「それって購読してくれるってことですか?いや~ありがとうございます~!・・・それで、スペルカードルールがどうでしたっけ?」
「あーうんうんそれな。俺結構喧嘩の腕には自信があってさ。普通にやりあえばここでもそれなりにはやっていけると思うんだ」
「へぇ、大した自信ですね。いっちょ私とやってみますか?」
「いや、遠慮しておくよ。君はここでも強い方なんだろう?俺は「それなりに」やっていけるってだけで君みたいな人とやりあったら無理だろうね」
「そうですか」
「で話を戻すけど、いくらそれなりの実力があるからってその土地のルールを無視しちゃいけないと思うんだ。ほら、言うだろう?『郷に入っては郷に従え』って。そこで、だ」
「何ですか?」
「『弾幕』ってのを俺に教えて欲しいんだけど、いいかな?ついでに言うと『スペルカード』についても色々教えてくれると助かるんだが」
「!・・・成る程」
「ダメかなぁ?」
「全然いいですよ。取材に付き合って頂いたご恩もありますしね。その代わり今度また詳しく取材させてくださいね」
「面白かったら、な。でもまぁお安い御用さ」
全然弾幕教わって無いじゃん。
次回こそ本当に弾幕教わる。