yahhoi's novel.

私ことやっほいの小説置場です。オリジナル小説に加えレギオンズの皆様との小説、堕華さんとの提携小説や東方二次創作等を書いていきます。

World travel episode 2 ~クトゥルフ神話編 part 18~

「ハァッ・・・ハァッ・・・やっぱり2体もいるとめんどくせぇ~!」

俺は那奈と優綺に苦戦を強いられていた。

一方が襲いかかってきたと思えば逆方向からもう一方が襲いかかってくる。

こちらが一方に反撃すればもう一方がその隙を突いてくる。

そういったことが重なってダメージは着実に溜まっていった。

しかし、

「グウゥ・・・ウゥ・・・」

「フー・・・フー・・・」

攻撃を当てた回数こそ少ないが一発一発の威力が高いので、相手方も相当ダメージを負っているようだった。

(つまり戦況は一進一退・・・このまま進めばどっちが先にぶっ倒れるか・・・どうする?何かこちらに流れが来る策は・・・)

しかし考える暇も無しに那奈の方が襲いかかってきた。

「ちっ!」

すかさず横に回避する。

しかしその隙を優綺が襲ってくる。

しかし俺も何度も喰らうほどバカじゃない。

優綺が襲ってくることを予測し爪牙をかわして一撃叩き込んだ。

しかし次の瞬間には那奈が爪牙をふるってくる。

「ぐっ!」

こればかりは予測はできても防ぎようはなかった。

そのまま俺は木を薙ぎ倒しながら吹っ飛ぶ。

体を硬化させていたため大したダメージにはならなかったが、それでも蓄積されたダメージを考えると十分な一撃だった。

「いってぇなぁ~・・・ってうぉ!?」

顔をあげると優綺と那奈がもう目の前にいった。

「え、ちょ、まグハッ!!」

そのまま問答無用に顔面を殴られた。

そのまま木を薙ぎ倒しながら以下略。

「いって・・・もうキレた!」

木を踏み台にして常人ではありえない程の脚力で木を蹴って吹っ飛んできた道を戻った。

そして、

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」

ス○タープラチナ並のオラオララッシュをかます。

「「グガァァァアアアア!!」」

優綺と那奈は力尽きた。

 

「はぁ~何かしまんねぇ終わり方しちゃった。まぁいいや。後は祭壇を壊しt」

「いや~お見事お見事」

「んぁ?」

その声の方を振り向くと一人の男が手を叩いてこちらを見ていた。