World travel episode 2 ~クトゥルフ神話編 part 13~
※前回part11と書いてしまいましたが、part12です。失礼しました(直すのめんどくs)。
では本編をお楽しみ下さい。
ー翌日、とある山岳の麓ー
「・・・来たね」
6人全員揃った。
「何度も聞くけど、覚悟は出来てるよね?」
そう言うと、5人は険しい顔で頷いた。
「優綺ちゃんのお父さんの情報によると、この山の山頂で儀式が・・・宇宙生物を呼び出す為の儀式が行われている筈だ」
「とうとうですね・・・」
「な、何か緊張してきた・・・」
「だらしないわね岳大」
「皆集中するのだ」
「・・・」
「・・・じゃあ・・・早速行くよ」
「さ、寒いですね・・・」
「確かにこの寒さ・・・もしかしたらヤツらが・・・」
グェェェエ!!
「!・・・何の声だ!」
「水谷君静かに・・・やっぱりか・・・。皆、なるべく姿勢を低くして、茂みに隠れて・・・そして、目を瞑って」
「何故だ?何故目を瞑る必要が」
「いいから早く!」
「お、おう・・・」
5人は目を瞑った。
その直後、前方の空で黒い何かが動いた。
(あの姿、形・・・ミ=ゴか・・・)
ミ=ゴはゆっくり空を飛んでいたが、急に、こちらを向いた。
(バレたか!?)
そう思ったが、ミ=ゴは何事も無かったように飛び去った。
「そろそろ大丈夫だよ」
ミ=ゴが飛び去ってしばらくして、安全を確認してから5人に声を掛けた。
「・・・何だったの?」
「例の宇宙生物さ。見たらちょっと正気が減るから、見せたくなか」
「おいヒューマノイド、後ろ!!!」
「?」
水谷に言われたので、後ろを振り返った瞬間・・・