yahhoi's novel.

私ことやっほいの小説置場です。オリジナル小説に加えレギオンズの皆様との小説、堕華さんとの提携小説や東方二次創作等を書いていきます。

World Travel episode 2 〜家庭教師編 part2〜

「へぇ・・・ここが王子の部屋」

「あぁ、そうだ」

王様・・・アントに連れられてやってきたのは、今回生徒になる王子の部屋のドアの前だった。

因みに王子の名はフェイ。かなりの我儘で自己中だと言うが・・・。

「フェイ、入るぞ」

ガチャッ。

アントがドアを開ける。

しかし、誰もいない。

「あぁれぇ〜?王子様とやらはどこにいるのかな〜?」

「ちょ、ヒューマノイドさん危ない!!」

俺が部屋に入ったらいきなり金属バットが飛んできて・・・。

ガキンッ!!

直撃した。

 

 

 

 

 

「いっしっしッwww」

僕の名前はフェイ。何か今日また新しい家庭教師が部屋に来たので、今制裁を下したところだ。

あの家庭教師は今頃金属バットが頭にあたって大怪我してるんだろうな〜ww

僕は倒れているであろう家庭教師の馬鹿を一目拝もうと隠れているところから出てきた。

・・・が。

「・・・嘘だろ・・・」

異様な光景が広がっていた。

確かに金属バットは家庭教師に直撃した。

だが、彼には傷一つ無い。

それどころか、

「あ〜、この金属バット弁償したほうがいい?」

金属バットの方が粉々になっている。

「嘘だ・・・い、一体何したんだよ!?」

「ん〜?今まで他人に何の興味も示さなかったっていう君が珍しいね。じゃあ教えてあげようか?」

「・・・ッ!!」

彼は不気味な笑みを垂らしてこちらに近づき、こういった。

「能力だよ、能力」

「・・・は?」

「俺はロンズデーライトっていう世界一硬い物質を操れてね。金属バットの一つや二つぶっ壊すなんて造作ないことだ」

「・・・」

「どうしたんだ?黙りこんじまってよぉ」

「・・・面白い」

「んぁ?」

「興味が湧いた。てめぇは絶対ぶっ潰す」

「・・・ほぅ」

「絶対に一泡吹かせてやる」

「ふ〜ん。って、は?何言っちゃってんの?ww」

「あ?」

「そんなまともに育てられず、教養も無い君に俺が負けるとでも?」

「クソッ・・・あぁいいぜ。絶対見返してやる」

「そうそう。そのいきそのいき」

くそ・・・こいつマジでむかつく・・・。

 

 

 

 

 

王子に挑戦状を叩きつけられたあと、俺はアントと部屋を出た。

「とりあえずは計画通りだな」

「はい?」

「あぁゆうタイプはプライドを傷つけてやんのが一番なんだよ」

「はぁ。それにしても、たった一回会っただけで心をもぎ取るとは・・・」

「まあまあ。大変なのはこれからだよ」

「へ?」

「そうそう」

 

 

 

 

 

地獄はこれから始まるんだぜぇ・・・ッ!!